駅までの道を並んで歩いた
最終に飛び乗って
手を振っていたあの日
雑貨店の前 待ち合わせしてた
遅れて走る私を笑顔で迎えてくれた
改札を抜ける風が運んできた
きみとよく似た底抜けの笑い声
2人なら叶えられる気がしていた
夢ばかり見ていたのは私だけ
いつでもどんな時でも
私を忘れないで
素敵な誰かに恋をしても
いつでもどんな時でも
きみと話した夢は胸の中 消せずに残ってるから
鳴らない電話を膝かかえて待つ
もう少しだけ ここにいる
いつでもどんな時でも
私は忘れない
笑いころげた事も喧嘩して泣いた夜も
いつでもどんな時でも
きみが笑ってくれれば
それで私は前を見て歩けるから
笑顔でバイバイ言えた自分と
もう少しだけ ここにいる
鳴らない電話を膝かかえて待つ
もう少しだけここにいる
昔のバンドのオリジナル曲。
なんとなく口ずさんでみる。
今日は大切な友人の命日。
昔のバンドのメンバーの
奥さんだった、みどりさん。
私と旦那さんを、出会わせてくれた
加奈さんに感謝してます。
と、彼女はいつも私に笑顔で
かけよってきた。
つい数年前まで、私の恋愛を
一生懸命、応援してくれていた。
加奈さんは、たくさん辛い思いを
してきた人だから
幸せにならないと。
そんな男、ダメですって!!!と
いつも彼女は私に説教してきた。
のちの彼氏のことを、
会ったこともないのに彼女は、
全てを理解し、なんだかんだと
意見してくれていた。
加奈さんがいいなら…
応援しますと最終的には
反対していた人とのことを
誰よりも喜んでくれた。
ごめんね。
うまくいかなかった。
そんなことを思いながら
もう少しだけここにいる。
鳴らない電話を膝かかえて待つ
もう少しだけここにいる。